ゴーストリコン・ブレイクポイントのオープンβをプレイして分かった変更点や感想まとめ…前作同様面白いが細かい所が雑な印象

10月4日に発売となるUBIのゴーストリコンの最新作ブレイクポイントのオープンβが9月29日まで配信されています。

前作のワイルドランズからの続編となっていて、基本的なゲーム性はそのままにさらに新しい要素なドが追加されています。

ただβ版をプレイして見た感じでは細かい所の粗さが目立った印象なので、良いところと気になった点などについて紹介していきます。

良いと感じた点や変更点

ブレイクポイントのβ版をプレイして良いと感じた点について紹介していきます。

ゴーストとしてプレイできる

前作と同様にプレイヤーはゴーストと呼ばれる特殊部隊の隊員で、誰にも見つかること無く任務を遂行することからそう呼ばれています。

その名前のように誰にも見つからずに任務を遂行したり、潜入することが可能で、敵の気配を感じたり、大きな建物の周辺からドローンを飛ばして敵の場所をマーキングして行くという基本的な所は全く変わっていないと言えます。

なので一緒にプレイしているフレンドとどの敵から倒すかやどこから侵入するか、一緒に行くか別れて行動するかなどを相談しながら作戦を立てて行くのは前作同様に楽しむことが出来ます。

今作はチームメイトなし

これは良いか悪いかは人によって評価が別れそうですが、ワイルドランズではソロプレイ時でもチームメイトがいてくれたので、シンクショットで狙う敵を指定すれば100発100中で倒してくれていましたが、ブレイクポイントではチームメイトは存在しない完全なソロプレイとなります。

なのでソロプレイ時は1人で戦っていかないといけなくなるようなので、2人同時に倒すなどができなくなり、難易度は非常に上がっています。

見つからずに進めることができれば何とかなるかも知れませんが、1度見つかってしまうとその場所にいる全ての敵に見つかることになり、乱戦となると非常に厳しくなります。

ゲームを進めていくとそこを補うことが出来る何かしらの装備や装置を入手できる可能性も無いとは言えませんが、β版をプレイしてみた感じだと1人で対処するしかなさそうです。

防具とハクスラ要素の追加

ワイルドランズでは防具の概念がありませんでしたが、今作から防具が追加され、数値の高い防具を付けるとダメージを受けにくくなる仕様に変更されています。

さらに前作では各地に隠されている武器を見つけてその武器の中から選んで探していくという形だったので、1度手に入れてしまえばカスタマイズをするくらいしかする事はありませんでした。

ですがブレイクポイントではハクスラ要素が追加されていて、敵が武器や防具をドロップするようになっています。

なので欲しい武器は解放するのではなく、敵の落としたドロップ品から探すという形がメインになっていくことになり、レアリティなどが設定されていて同じ武器でも性能の違いが発生するようになりました。

狙った武器を入手できないというデメリットを取るか、武器集めの楽しみが増えたというメリットを取るかは好みによって分かれるでしょうが、マンネリを防ぐ助けにはなってくれそうな気がします。

狙った武器が欲しい場合はワイルドランズの武器集めと同じように情報を得るなどして知った場所にある設計図を見つけることで作成することが可能となるので、入手できる武器が完全ランダムではありません。

個人的には遊びの幅が広がって武器を集める楽しみもあるのでいい変更だったのではないかと思っています。

体力バーが見えるように

ワイルドランズでは体力バーは画面上に表示されず、ダメージを受けると画面が白黒になるなどして体力が減っているという事を知ることが出来ましたが、ブレイクポイントでは体力バーが表示されるようになっています。

これにより今どれくらいの体力があるのかをひと目で分かるようになったので、わかりやすくなったと言えますが、ハクスラ要素といい体力バーといい若干ディビジョンぽいなと感じた方も少なくないかも知れません。

ただブレイクポイントでは一定ダメージを受けると負傷状態になり、回復するには包帯を巻くなどの動作を行わなければいけないので、放っておくと体力が回復したワイルドランズよりもリアルになったとも言えます。

やりこみ要素は凄そう

先程も紹介したようにハクスラ要素が追加されたので、それだけでやりこみ要素は格段に増えますが、さらに今回から勢力ミッションのようなものがあり、各地にある目標を達成するとポイントを獲得することができ、そのポイントでアイテムと交換して貰うことなどが出来ます。

さらに武器の設計図やカスタムパーツなどを見つけたり、β版だけでもかなりの数だったので製品版ではさらに増えているはずです。

そうなると各地の施設などを巡っていく事になりストーリー以外のやりこみ要素も期待できそうな予感がします。

イマイチと感じた点

プレイしてみて製品版では直っていてほしいと感じたイマイチな点について紹介していきます。

操作性がイマイチ・走り方が変?

まずプレイしてみて感じたのがプレイヤー「ノマド」の走り方が変わっているなという点でした。

走り方なんてゲーム性とは関係ないので無視出来ない事もありませんが、恐らくゲーム中で一番長く見る場面に違和感があると気になってしまいます。

今作では足に怪我をする演出なので怪我中に足を引きずっているのかなとも思いましたが、傷がない時も常に雪山の登山をしているよな、見ようによってはトイレを我慢しているような歩き方をしていて、これが特殊部隊の正しい歩き方と言われたら反論も出来ませんが、個人的には違和感を今も見る度に感じています。

また操作性もイマイチで、戦闘中などに壁や岩に近づくと張り付いてカバーすることが出来ますが、これが通常移動の時にも頻繁に発生するので、建物内の扉を通ろうとした時に少しでも壁際を通ろうとすると張り付いてしまいます。

さらに初期のウィッチャーのように動きもキュッと止まるのではなくある程度の慣性が働くので細かい動きがやりにくく狭いところの移動はストレスを感じてしまいます。

また岩に張り付いて敵と戦う時などにもう少し岩の端に近づいてから撃とうとすると体の半分が敵にさらされた状態になったりと、細かい所に気を使いながらプレイするのは慣れるまでには時間が必要になりそうです。

戦闘をの時もスコープを覗いてからの操作感度などもイマイチで、設定で変えることが出来ますが、後で紹介もしますが、設定までが遠いので細かく何度も変えたい時は感度設定までたどり着くのが面倒なのも少し不満に感じています。

乱戦になりやすい

ワイルドランズでは1つの施設が比較的広い敷地内にありましたが、今作では狭い敷地内に多くの建物や倉庫が密集して建っていて、その中に兵士が大量にいるので、ワイルドランズのように1人ずつ倒していくというのが難しくなっています。

1度見つかれば施設内の全員との戦いになり結局の所ランボースタイルで乱戦になって銃撃戦で制圧する事になってしまうというパターンが多いです。

なので潜入というより殲滅の方が強い印象があるので、個人的にはワイルドランズの施設用に潜入しつつ敵をこっそり倒していくのがゴーストリコンっぽさだと思っていたのでそこは少し残念に感じています。

これから敷地を広くするのは無理でしょうが、今回はソロだと1人での潜入になるのでもう少し配備されている敵の数を減らしてもいいんではないかなと感じました。

ですがβ版で行ける場所は限られていますし、施設などの数はまだまだあるので他の場所が全てそうだとは限らないので製品版に期待したいです。

UIが見にくい

ブレイクポイントでは全体的にUIが見難くなっていて、特に作戦ボードというメインミッションやサイドミッションを確認できる場所がひと目で全体を見渡す事ができず、カーソルで画面を動かして見たい項目を見つけないといけない仕様になっています。

頻繁に確認するであろうメインミッションやサブミッションをが開いた時にすぐ見える場所にあるならまだいいですが、開いた時にどちらも見ることが出来ないので、スティックを動かして移動させる必要があるので、毎回となるとさすがに面倒に感じてしまいます。

もっと直感的でわかりやすいUIにしてもらったほうがプレイしやすいのになと感じました。

ヘリやドローンが面倒

今作では上空をヘリだけでなく、ドローンや無人飛行機のようなものが飛んでいて、上空にいる時に隠れないと見つかってしまい、援軍や強敵を呼ばれてしまい戦闘状態になってしまいます。

隠れるためには匍匐をするだけでなく、そこから×ボタンを押して匍匐擬態をしなければ見つかってしまうので、面倒に感じてしまいました。

さらにソロだとメニューを開いていると時間は止まりますが、マルチプレイ中だとマップや装備を見ていると空中にヘリやドローンが来ているのに全く気づくことが出来ないので気付いたら発見されていたり、なぜか敵の車の中にいてもヘリからバレてしまうという仕様になっているのも困るポイントです。

さらにドローンや無人飛行機に見つかると、車に乗って近づいてくるなどではなく、即その場に強い部隊が出現するのも理不尽に感じてしまって対処する間もなくやられてしまう事も珍しくはありません。

せめて匍匐状態であれば見つからないのであればもっと楽にプレイすることができそうな気がするので、できれば改善して欲しい所です。

孤独感がある

これは完全に個人的な意見ですが、ワイルドランズだと敵をマーキングした時に「10人いる」など細かく何かしらのことを話してくれていましたが、ブレイクポイントだとほとんど声を出すことはありません。

β版というのもあるでしょうし、今回はチームではないというのも大きいかも知れませんが、なにか独り言やマルチプレイの時だけでも話してほしいなと感じました。

またβ版で出来る範囲の中には施設などは多くありましたが、村のようなものは少なく、何となく蛋白な印象を受けてしまいました。

感想まとめ

以上が良かったと思った点とイマイチに感じた点の紹介でした。

いろいろ書きましたが、まだβ版の開発途中の段階の体験版ということで全てがそのまま製品版になるわけではないので、β版よりもかなり良くなっている可能性もあります。

特に操作性は隠密行動をする時に致命的になる可能性もあるので今よりも良くなっていてくれたら嬉しい所です。

他にもバグなどにも遭遇しましたが、これはβ版という事で仕方ない所もあるので今回は省かせてもらいました。

細かい所に雑さはありますが、遊んでいて楽しいのは確かなので、どんなゲームか気になる方は29日までプレイ可能なので試してみてください。

製品版は10月4日に発売なので楽しみに待っていましょう。