「マーダード 魂の呼ぶ声」感想&評価…システムは良いがローカライズが微妙な作業ゲー

スクウェア・エニックスより2014年7月17日に発売されたPS4/PS3/Xbox360/Xbox One/PC用アクションアドベンチャーゲーム「マーダー度 魂の呼ぶ声」をクリアしたので感想と評価を書いておきます。結構辛辣になるかも。

まずローカライズが微妙

見た目若い女性の声がおばあちゃんだったり、その逆もあったり、エンディングの字幕が何故か一括で長文表示されたり「さすがスクエニだね!」って感じのローカライズになっております。

ここまで世界観をぶっ壊すものなんだなぁ…と逆にローカライズの重要性を思い知る事になりました。むしろ字幕はそのままで良いけど、せめて音声を英語に変えさせて欲しかったです…それすらないのはマジでハゲそうでした。

ストーリーも微妙

ストーリーも本当に微妙でした、主人公が幽霊になって現実世界に干渉して自分を殺した犯人を探す話なんですが、個人的には「それやっちゃおしまいだろ」ッて感じです。

ちなみに自分が幽霊なので敵の幽霊とか一ミリも怖く感じませんでした「シーフ」に出て来る幽霊の方が百倍怖かったです。これは横で見てた奥さんも同意見でした。第三者視点より主観視点のゲームの方が怖さは半端ないですね。

システム自体は悪くない

自分が幽霊になって壁をすり抜けられる、人間に憑依できるなどの要素は結構面白かったです。また逆に「幽霊だからこそ通れない場所がある」ってのも個人的にはツボでした。

戦闘とかが苦手で、こういう探索して推理を楽しみたい人には結構良いゲームだったのかなぁとは思います。

推理はそこそこかな

推理要素ですが、べらぼうに難しいなんて事はなく、ちょっと考えたらわかる程度です。3つの◯があって、一つ間違える毎に色が変わってたので、3回間違えてたらどうなるんだろう?って思ったんですが、3回も間違える事はなくゲームが終わってしまいました…w

推理が苦手な俺ですら間違えなかったので、あんまり迷う事はないと思います。

グラフィックは普通

PS4版をプレイしているはずなんですが、別に特にキレイだと思う事はなく…なんかPS3でやってるゲームと一緒かなぁと言う感じです。

むしろムービーの最中にカクつく事があり、PS4のゲームだとこの症状が多くてちょっとげんなりしてます。これに関しては上記したシーフでも一緒でした…。

だからグラフィックはPS3レベルだと思います。

総合的には微妙なゲーム

目的地を移動して色々と物を探すのがメインのゲームで、ひたすら収集するだけ、そして収集しても特に良い事はないって言うしょうもないゲームでした。

メインストーリーを楽しむ以外に面白い点は特になく、サブクエストも4つ程度、メインストーリーでも8つの場所に行くぐらいしかやる事はないです。

そしてストーリー自体も非常に微妙と言う、アドベンチャーゲームとしてこれはどうなんだろう…と言う感じでした…。

「幽霊になって、自分を殺した犯人を探す」って発想が非常に良かっただけにちょっと残念な作品だなぁと言う感じ。中古で3,000円ぐらいなら買っても良いんじゃないでしょうか?