10月17日に配信された「ワールドオブファイナルファンタジー」のダンジョン体験版をやってみたので感想を書いて行こうと思います。
ワールドオブファイナルファンタジーは主人公のラァンとレェンが異世界を旅し、その旅路の途中で様々な懐かしい場所などを訪れ歴代のFFキャラたちと出会い協力し物語を進めて行くという感じです。
この体験版はイベントシーンなどはほとんどカットされておりオープニングの触りを教えてくれる程度です。
それからはチュートリアルと共にダンジョン探索と操作を教えてもらいダンジョンの各地にいる「ライトニング」「クラウド」「ビビ」「スコール」などの歴代のキャラを見つけながら進み、最後のボスを倒すと終わり。という感じです。
このゲームの特徴は「ノセノセ」「バラバラ」や「プリメロ」「オオビト」というシステムですが後ほど説明します。
目次
グラフィック
グラフィックはモンスターや小さくなった主人公達背景などもデフォルメされていてリアルという意味ではないですがアニメチックでかなり綺麗になっています。
主人公達が大きい姿「オオビト」状態の時の雰囲気としては「キングダムハーツ」のようなグラフィックのテイストですね。
各地をまわり、各キャラクター達と協力し、召喚も出来るという感じも含め「キングダムハーツ」っぽさがあるかもしれません。
ただ、ちょっと主人公たちが映ると白がかっているというかぼやけた感じがありましたがあれは敢えてなんでしょうか。
モンスターもかなりデフォルメされており(トンベリやモーグリといった最初からデフォルメキャラみたいなモンスターはそのままです)ベヒーモスやアーリマンなども可愛くなっています。
FFシリーズに出てくるようなゴッツくてイカツイ敵ばっかりはちょっと…という方でも親しみを持てるグラフィックだと思います。
特戦闘システム
エンカウントはランダムエンカウントで、戦闘システムはFFおなじみのATB(アクティブタイムバトル)が採用されています。
ATBとは自分のターンが回ってきても時間の流れは止まらず何をするか考えてる時も敵の時間も進んでおりリアルタイムの戦闘が特徴のシステムです。
ただ、「ワールドオブファイナルファンタジー」ではデフォルトでは自分のターンが回ってきたら他の敵や味方の時間は止まる「ウェイト」に設定されているのでゆっくりじっくり考えながら戦うことができるので安心してください。
もちろんATBを「アクティブ」コマンド選択中だけ時間が止まる「セミアクティブ」も用意されているので歴代のシリーズで慣れている方はそちらを選ぶといいでしょう。
初期設定では戦闘がかなり遅いのでコンフィグで戦闘速度を5にしてようやく普通と言った感じです。
最初はそれがストレスでしたが、説明はされませんがR1を押せば倍速、パッドを押すと前にした行動を繰り返してくれるので戦闘がかなり早く終わるようになるのでこれならストレスは少なく出来そうです。
コンフィグ
コンフィグはなぜかゲーム内のメニュー画面ではできず、タイトルメニューまで戻って設定してまたロードしないといけないので製品版直して欲しいですね。
コンフィグではATBの「ウェイト」「アクティブ」「セミアクティブ」を選べたり、戦闘速度を変更できるので自分にあったようにカスタマイズしましょう。
ワールドオブファイナルファンタジーの特徴
ワールドオブファイナルファンタジーには「ノセノセ」と「バラバラ」「ジェム化」という特徴的なシステムがあるので紹介していきます。
「プリメロ」と「オオビト」
ワールドオブファイナルファンタジーではキャラやモンスターに「S・M・L」サイズが設定してありパーティはその3つを組み合わせて作っていきます。
特徴的なのは主人公達は「プリメロ」と「オオビト」とう2つのモードに変わることができ、「プリメロ」はサイズM、「オオビト」はサイズLになります。
なので強いL型のモンスターが居る場合は「プリメロ」
強いM型のモンスターがいる場合は「オオビト」
という風に使い分けることが出来、パーティ構成の自由度がグッと広がるシステムになっています。
「ノセノセ」と「バラバラ」
「ワールドオブファイナルファンタジー」の最も特徴的なシステムはこの「ノセノセ」と「バラバラ」システムです。
今作は主人公達の頭の上にモンスターを載せたり、主人公が大きなモンスターの背中に乗って戦うことができます。
これが「ノセノセ」状態です。最大3人で「ノセノセ」状態を構成できます。
この状態の時は攻撃力やHP力などのステータスは上がりますが手数が少なくなってしまいます。
一方「バラバラ」状態とは「ノセノセ」状態から3人全員が文字通りバラバラになり動かせるキャラが2人増えることになります。
これはHPや攻撃力のステータスは下がりますが1人が3人になる訳ですから手数が増える事になります。
この「ノセノセ」状態と「バラバラ」状態を敵によって使い分けて戦っていくことになります。
ジェム化
今回のFFは敵を一定条件でジェム化する事ができ、ジェム化する事によってモンスターを仲間にする事ができます。
仲間にすることですぐにパーティに加えることができ、ジェムケースという控えにいてもしっかり経験値を貰うことが出来るのでレベルアップさせることができます。
レベルアップするとSPが貰えるのでそれを使ってミラージュボードというFF10 のスフィア盤のようなシステムでモンスターを強化していくことが出来ます。
しかし、体験版を見た限りではそこまでスキルや能力をあげれる場所が少ないので成長の自由度は低いかもしれません。
ジェム化させる条件ですがモンスター毎に様々で、体験版の中で見受けられたのは「体力を一定まで下げる」「物理攻撃を加える」「回復してあげる」「1人にする」などがありました。
恐らく製品版ではもっといろいろな条件が追加されていくと思います。
製品版では修正して欲しい点
少しここは気になるなという点もあったので幾つか紹介していきます。
カメラワークがイマイチ
最近のゲームではカメラ視点は高さや近さ、好きな位置から見ることが出来るというのが当然のようになっていますが、ワールドオブファイナルファンタジーでは視点は固定で少し見たい方向にカメラが動かせる程度でほぼ固定です。
昔のRPGでよくあったカメラ固定で見にくい場所に宝箱を隠すというのができそうな感じで少しいやらしさを入れてくるんじゃないかと気になりますし、単純にあまり快適ではありませんでした。
移動が遅い
ダンジョンでは普通に歩くこともできますし、チョコボに乗ることができますが、乗った所でそこまで速度が変わりません。
ランダムエンカウントなんでエンカウント率にも関係してくるのかもしれませんがもう少し早いほうが快適かなと感じました。
セーブポイントの位置が固定
今のゲームではオートセーブや自由な場所でのセーブが普通ですがワールドオブファイナルファンタジーではセーブポイントは固定の場所にしか無いようです。
体験版だと最後のボスの前に一つだけでした。昔はこれが普通でしたが製品版のセーブポイントの頻度によりますが、今ではやめたい時にやめられないというのは少しストレスになってしまうかもしれません。
あと、セーブの仕方がPS4のデフォルトのセーブの仕方になっているのが地味に気になりますね。
セーブし終わった後にもロードし終わった後にも確認を求められてボタンを押さないといけないので個人的には好きではありません。
まとめ
体験版をしてみてキレイなグラフィックに組み合わせが楽しめそうで、システム的にはポケ○ン、ドラゴンクエスト モンス○ーズのような要素でモンスターの育成や収集はかなり面白そうだなと思いますし、歴代のキャラたちがどんな活躍をしてくれるのかなど製品版が楽しみになりました。
ただ、スクエニ黄金期のRPGのシステムのあまりよくない所が見えた部分もある体験版でした。
製品版はもうすぐ発売なので大幅な修正は難しいでしょうが少しでも快適に楽しめるいい作品になって欲しいと思います。
製品版が発売されたら攻略していく予定なのでよろしくお願いします。