Hollow Knightを中盤程度まで進めることが出来たのでここまでプレイしてきて感じたことなどをまとめてみたいと思います。
Hollow Knightは一見可愛らしいキャラばかりなのでほんわかとした物語かと思ってしまうかもしれませんが、実はそのような要素よりも物悲しさの方が強く印象に残る作品となっています。
さらにプレイとしてはシンプルながら爽快なアクションを楽し見ながら、大きなダンジョンを探索できる作品となっています。
そんなHollow Knightのプレイしてみた感想や評価などに関して紹介していきます。
目次
Hollow Knightはどんなゲーム?
Hollow Knightは探索型2Dアクションゲームで、デフォルメされた可愛らしい虫が主な登場してくるゲームですが、雰囲気としてはどこか物悲しくなっています。
舞台は荒廃してしまった王国で、華やかな場所は皆無でどこも薄暗く、王国の住人のほとんどが好戦的になり見かけるだけで主人公を襲ってきます。
そんな中でも自我を保っている個性的なキャラもいて、それらのキャラとの触れ合いはほのぼのとさせてくれるものはあります。
そんな雰囲気のHollow Knightの最大の特徴と言っても良いのが探索です。
ダートマスという拠点となる街の地下は巨大なダンジョンとなっていて、様々なエリアで構成されています。
そのエリア1つ1つの環境、敵、ボスに特徴があり、それらを倒して行くことで物語が進み、場所によっては新しい能力を得て新しい場所へ行けるようになります。
新しい能力を得るのが楽しい
ゲーム開始時ではジャンプと攻撃くらいしか出来ず、戦闘でも探索でも行えることは少ないですが、ボスを倒したり、アイテムを入手することで出来ることがどんどん増えていきます。
例えば回避としても使える前方に一瞬素早く移動する「ダッシュ」や、空中でもう一度ジャンプする「二段ジャンプ」、遠距離攻撃ができる「復讐の魂」、障害物に当たるまでダッシュし続ける「スーパーダッシュ」など戦闘や探索などに使える能力を得ていくことが出来ます。
ダッシュを覚えれば回避がしやすくなるので戦い方はガラリと変わりますし、2段ジャンプが出来るようになれば今まで行けなかった場所の多くへ行くことが出来るようになります。
このように新しい能力を得ることでゲームの内容がまた新しくなるので、1度行ったことのある場所へまた探索しに戻ると新しい発見をすることが出来るのが非常に楽しいです。
だからといって能力を得る前が不便かと言うとそうでもなく、回避ができないという点に関しては少し不便ではありますが、それ以外にはサクサクと動くことが出来るので大きな不満はありません。
マップには店で購入すればマーカーを置くことが出来るようになるので、この先になにかありそうだけど今はまだ行く方法がわからないという時にはその場所にマーカーを置いておき、後でまた探索しに来ることが出来ます。
このような仕様になっているので、新しい能力を手に入れたらこれであそこに行けるなど考えながら寄り道をしていけるので、探索好きな方にとっては特に楽しんでもらえると思います。
探索を楽しめる
上の項でも紹介したように能力がない状態では進めなかった場所も新しい能力を手に入れる事で進むことが出来るようになります。
ただこのような探索で進むような場所はクリアするだけであれば行く必要がない場合もありますが、Hollow knightを存分に楽しむのであれば欠かせない要素になっています。
例えば集めると体力の上限を増やすことの出来る「仮面の欠片」やソウルを貯めて置くことが出来る上限を増やす「器の欠片」というアイテムだけでなく、通常攻撃よりも威力の高い溜め攻撃「グレイトスラッシュ」「サイクロンスラッシュ」などを覚えることも出来ます。
このような要素をしっかりと集めておくと探索を楽しめるだけでなく、ゲーム自体をより有利に進めることが出来るようになり、ボス戦などでもより戦いやすくなっていくと思います。
なので探索が純粋に好きという方だけでなく、ボス戦に苦戦しているという時などにも探索を進めると状態を改善することが出来るでしょう。
自由に探索できる
ある程度の場所までは行くべきところが指定されていますが、そこまでクリアしてしまえば手に入れた能力で行けるようになる場所が複数あり、どこから攻略してもプレイヤーの自由になります。
なのでこの能力を手に入れたからあそこに行かなければいけない、というような目的地の明確な指定がないので自由に好きな場所を見て回ることができるのは探索ゲームとしては不可欠な事なので、当然のようにそれが出来るのは嬉しい限りです。
逆に自由になるとどこに行って良いのか分からなくて困るという方もいると思いますが、そういう場合はマップを埋めることを優先させて動いていると、マップに道が書かれているけど進めない場所などを見つけることが出来ます。
新しい能力を手に入れたらそのような場所を改めて周ってみると新しいエリアへの入口を見つけることが出来るのでおすすめです。
チャームを付けて好きにカスタマイズ出来る
Hollow Knightにはチャームというアクセサリーのようなものが存在し、ボスを倒したり、探索、さらに店から購入することなどが出来るようになっています。
このチャームは多くの種類があり、それぞれに特別な効果を持っていて、装備することでその効果を発揮することが出来ます。
チャームの効果は様々で、マップ上に自分の位置を表示させたり、敵を倒した際に落とすお金を自分から拾いにいかなくても、自動で拾うことが出来るようになる便利系の効果を持っているチャームから、攻撃範囲を広げたり、獲得できるソウルを増やす戦闘で役立つ効果を持っているものもあります。
戦闘特化にするのもいいですし、より快適にプレイできるように便利系のチャームを装備してもいいというように自由にカスタマイズすることが出来るので、自分がやりたいプレイスタイルを実現することが出来ます。
このように便利なチャームなのでいくつも装備したいと思うかもしれませんが、装備するにはコストとスロットと相談していく必要があります。
スロットはチャームをいくつ装備できるかに影響し、コストはチャーム毎に設定されていて、スロットに空きがあっても総コストを越えての装備はできなくなっているので、どれを最優先に装備したいかを考えながら構成を決めるようにしましょう。
難易度はそれほど高くない
Hollow knightの難易度は簡単という事はありませんが、難しすぎてクリアできないという程の難易度ではありません。
ボス戦も初見ではなかなか勝つことは難しいですが、何度も戦っている内にこの攻撃の時にはこう動けば攻撃に当たらないというのが分かってくれば倒すことが出来る難易度となっています。
道中に出てくる敵も同様で、特徴のある敵は出てきますが、対策が分かって慎重に戦えば負けることも少なくなっていくでしょう。
挑戦しているエリアのベンチに座っていれば、やられてしまった時もその場から復活することが出来るので、物凄く遠い位置からもう一度行かなければいけないということもありません。
さらに体力はソウルを使うことで回復することができ、そのソウルは敵を攻撃していくことで貯まっていくので、敵と戦っていれば簡単に回復も行う事ができます。
なのでボス戦であっても限られた数の回復薬で戦わなければいけないということはなく、回復薬を使い切ってしまうという心配をせずに戦う事ができます。
このように適度な難易度で再挑戦もしやすく、体力回復も行いやすいので強い相手であっても心折れること無く何度も挑戦しようという気になると思います。
ただし戦闘ではなく、エリアの仕掛けとして壁や床にトゲなどが設置されていて、ジャンプのタイミングなどのプレイヤーのテクニックを求めてくる場所もあるので、細かい作業が苦手な方にとっては苦戦するポイントとなってしまうかもしれません。
明るい雰囲気を好む人には向かない可能性
冒頭でも紹介したようにキャラはデフォルメされていて可愛いですが、ゲーム全体の雰囲気は真逆で、全編通して暗くて悲しい雰囲気が続いていくと思うので、華やかで和やかな雰囲気を期待してしまうと楽しむことは出来ないでしょう。
物語は荒廃したかつての王国で、さらに出てくる敵も毒されて攻撃的になりおかしくなってしまった虫達ばかりなので、明るい気持ちになれるという場面はこの先も恐らく見当たらないはずです。
逆にこのような薄暗くてダークな雰囲気の映画などを好まれる人にとっては恐らく楽しめる雰囲気となっていると思います。
キャラが可愛いので勘違いしそうになるのは仕方ないと思いますが、キャラの見た目とは真逆に近い雰囲気のゲームになっているので、そこをしっかり理解した上で購入するようにしましょう。
まとめ
以上がHollow Knightをプレイしてみて感じた感想などについての紹介でした。
2Dであることやグラフィックが可愛らしい感じであることなどから、少し見た目で好き嫌いが別れてしまうゲームかもしれませんが、プレイしてみるとアクションとしてもしっかりしていますし、探索ゲームとしてもしっかりと作り込まれている作品となっています。
ボリューム感もしっかりあってSteamであれば約1500円で購入することが出来るというのは非常にお得だと言ってもいい作品になっていると思います。
画像や動画を見て少しでも気になった方や、アクションゲームをプレイしたいなと思っている方は値段も非常に安いので是非プレイしてみてはいかがでしょうか。