ウェイストランド2は2016年8月4日にスパイク・チュンソフトから発売されたRPGです。
今作は1988年にInterplay Productionsから発売されアメリカで大ヒットした「Wasteland」の続編で28年振りの新作です。
Interplay Productionsから続編を作る計画はあったらしいのですが頓挫して中止になったらしいです。そのWastelandの続編を引き継いで作られたのが皆さんも御存知であろう大ヒット作「Fallout」なんです。
ですので、世界観も似ていて核戦争後の交配した世界をプレイヤーがデザートレンジャーとして広大な世界を冒険していくゲームです。
目次
舞台は核戦争後のアメリカ
地球に落下した隕石をミサイル攻撃と誤認したことから核戦争が勃発した後の荒廃した世界。ならず者達や核汚染で不気味なクリーチャーとなった昆虫(Falloutでお馴染みのあのでかいヤツもいそうですね・・・)などから身を守らないといけない弱肉強食の世界に変貌しています。
さらに生物だけではなく機械も敵になっていしまっているようでまるでターミ○ーターのような展開もありそうです。
そんな一瞬でも気を抜けば死んでしまそうな世界で生き残った住民を守るために「デザートレンジャー」として世界を旅していく物語です。
自由度の高いキャラメイク
少し触った感じですと正直見た目やポートレート(アイコンのようなもの)の種類はあまりなくキャラクタークリエイションとしては少し物足りない部分はありました。
ですが能力振り分けやスキル、QUIRKという癖の強い要素もあり部隊4人分の特徴を被らないように作るのは時間がかかりそうですしこのキャラはどういう特性にしようか考えるのは楽しいですし愛着も湧いてくると思います。
スキルにも豊富な種類がある
一概にスキルと言ってもウェイストランド2には
- COMBAR(戦闘スキル)
- KNOWLEDGE(知識スキル)
- GENERAL(一般スキル)
と3つのカテゴリの中に30種類ものスキルがありどれも重要なスキルですが、スキルポイントは限られている為どの武器をメインに使うか、どれを覚えてどれを諦めるか考えながらキャラメイクしていくのは楽しいですね。
ここである程度各キャラの方向性を決めておけば特技に特化したキャラを作れると思います。
QUIRK
ウェイストランド2にはQUIRKという要素がありこれは凄く癖のある要素です。例えば
メリット 防御+2 デメリット 戦闘速度-30%
レベル10以降、レベルアップ時SP+1 デメリット レベル10未満の間、レベルアップ時SP-1
などメリットもデメリットも大きく使い方は難しい上に後からの変更は出来ないようです。もちろん「なし」にすることも可能なので、ウェイストランド2を知り尽くしてから使ってみるといいかもしれませんね。
選択を迫られるストーリー
ウェイストランド2の特徴の1つにストーリーの分岐があります。今公開されているトレーラーによると最初の分岐では同時に救難要請が入りどちらか1つしか助ける事が出来ない状況になってしまうようです。
どちらに行くかで仲間にできるNPCも変わってくるようでプレイヤーには大きな決断を迫られることになります。今はこの1つしか判明してませんが恐らく幾つもの分岐が用意されていると思うのでプレイヤーひとりひとり違うウェイストランド2になっていきそうですね。
サブクエストも豊富
サブクエストも豊富なようで貴重なアイテムだけじゃなくサブクエストでしか仲間にならないキャラクターもいるようなのでしっかりとこなしてメインストーリーをすすめる為の強化をしていきましょう!
なんでもあり!?
ウェイストランドではもはや以前の常識が通用しなくなっているらしくなんでもありになってしまっているようです。
宝箱をピッキングで開けれなければ殴って開けてしまう力技もあれば、商人に物を売れるだけ売った後に商人を倒して売った物を回収なんて非道なことも。。。
さらにウェイストランド2はある人物の葬式の場面から始まるのですが、開始早々その人物の墓を暴いてしまうことも可能です。もちろんそれ相応の罰をうけてしまうようですが・・・。(笑)
礼儀正しく生きていくか常識を無視して破天荒に生きていくかはアナタ次第です!
戦闘はターン制
ウェイストランドとFalloutとの最大の違いとも言えるのが戦闘がターン制で行われるということですね。
- 遮蔽物などに隠れて回避率命中率を上げるカバー
- 敵を待ち伏せて攻撃するアンブッシュ
- 相手の頭や腕を狙って攻撃する精密射撃
などの要素があり弾詰まりというアクシデントもあり気の抜けない戦略性の高いバトルを楽しむことが出来ます。
アクションとは違いじっくり考えながら多彩な武器を使って時間を気にせずに考えることが出来るのでよく考えて相手の裏や弱点をついて戦闘を有利に進めましょう。
駆け足でしたがウェイストランド2がどんなゲームか雰囲気でも伝われば嬉しいです。
余談ですがウェイストランドは同じくスパイク・チュンソフトがローカライズしたソフト「ディヴィニティ」に似ていますね。
ディヴィニティも膨大な本や話しを聞いてストーリーにより補完していく感じのゲームですのでウェイストランドもそうですが膨大なテキスト量を全て日本語に翻訳してこういう名作を日本で発売してくれているスパイク・チュンソフトには本当に感謝です。