FF15の本編をクリアしたので感想などを書いていこうと思います。
何故か最近は大作になればなるほど発売前からネガティブな情報で溢れかえっていて今回のFF15もそんな感じでしたね。
長い開発期間をかけた日本を代表するコンテンツのナンバリングタイトルなので期待が必要以上に大きいのは分かりますが今回は特にすごかったように思います。
私もそんな情報を目にはしていたので不安ではありましたが一通りプレイしてみて素直に面白かったです。確かに不満点はいくつかありますが概ね満足でした。
その辺りも含めて詳しく紹介していきます。
目次
FF15は買うべきか?
FF15にはネガティブな情報が多かったので迷っている方もいると思いますが、個人的な感想ではFF15は買いかそうじゃないかといえば、間違いなく「買い」です!
先にも書きましたがもちろん小さくない不満点はありますが、今も楽しみながらプレイできています。
体験版をプレイしているとバグなどがあったみたいですが、本編でも確かに多少のバグには遭遇しました。
例えばキャラが見えなくなる(見えなくなるだけでちゃんと戦ってくれる)とかキャラがチョコボの上に立ちながら移動するとかその程度の笑えるバグ程度なのでむしろスクショや動画を撮って笑える材料くらいにしか思ってはいませんでした。
というのもオープンワールドの代表格の「Fallout」や「スカイリム」などは他に類を見ない程面白いですが進行不能になるバグ等多くのバグはあって当たり前くらいなのでそれに比べたら可愛いものかなと。
むしろそれだけオープンワールドを作るのは難しい中でよくそれくらいのバグで抑えているなと関心もしました。そういう意味では日本らしいオープンワールドになっていると思います。
なので迷っている方は体験版をやってみてアクションなどが気にったら体験版以下になる事は無いので買ってみていいと思います。
ボリューム
ボリュームに関してはストーリーを7時間でクリアしたという話も聞きますが、イベントも会話も全て飛ばしてタイムアタックをすればオープンワールドのストーリーは大体そんなものじゃないかと思います。
私の場合はサブクエストなどもそれなりにやりながら進めて行ってクリアまで65時間程でした。私の場合は釣りはそこまでしていないのでクリア後のやりこみやサブクエストなどをすべてやろうと思うと100時間では済まないと思います。
なのでボリューム不足とかそういう感じは無いですね。
良かった所
FF15の良かった所とイマイチだった所に分けて書いていこうと思います。まずは良かった所です。
なんと言ってもグラフィックが綺麗
やはりFFにとっての最先端のグラフィックは代名詞と言っていいと思うのでそのグラフィックは本当に綺麗です。
長い時間プレイするとそれが普通になってきて怖い気もしますが。
ただ綺麗なだけじゃなく今回は戦闘が続き風呂に入れない状況が続くとキャラたちの服だけじゃなく顔、髪まで泥まみれになってくる細かい演出もありこだわっているなと感心しました。
こだわっていると言うとキャンプの際などに出てくる食事が無駄にクォリティが高くここに要領使ってどうすると賛否両論だったらしいですが、個人的にああいう変なこだわりというか遊び心は好きなので毎回凄いなーと思いながら眺めていました。
面白いなと思ったのがこのグラフィックをいかしてプロンプトというキャラが写真が好きな設定なので戦闘中や移動中などにランダム?で写真を撮ってくれておりキャンプの時に確認することができます。
決められた場面じゃなく本当に戦闘中の一場面をスクショのようにいろいろな角度から撮ってくれているんですが、なかなかカッコいい場面が多く何枚も保存してしまっています。
グラフィックが綺麗なのでどこをどの角度から切り取られてもいいぞという開発陣の自信の現れにも見えました。
いつの時代のゲームをプレイしている人は言うと思いますがこれ以上どう綺麗になるんだろうというレベルです。でも、きっと3年後くらいには平気でこれ以上のグラフィックの作品出ているんでしょうね…。
戦闘が楽しい(ただし条件付き)
FFでは初めて戦闘がターン制やコマンド制ではなくアクションになっています。初めてなのでどうかなと思いましたがスタイリッシュに動けかつ簡単に戦えるので大きいモンスターを戦う際などはとても楽しいです。
武器も主人公は全ての種類を装備でき、一度に4つの武器を装備しワンボタンで切り替えながら戦えるのでこれも楽しいです。出来れば十字キーに割当じゃなくホイール式にして8本くらいの武器が一度に装備できたら良かったかなとは少し思いますが。
でも、戦闘中にもメニューで装備は付け替えれるので戦いたい武器で戦うことは出来ます。
ただ、楽しいのは大きく敵が少数の時でそれ以外の時はイマイチな点でも書きますが、うーん…といった所です。
ただ、本当に自分の10倍以上にありそうな大きい敵と戦う時はグラフィックも相成って今までのRPG以上にワクワクしいのでこれは体験してもらいたいです。
広い世界で自由に遊ぶ事ができる
御存知の通りFF15のルシスという国の中はオープンワールドになっています。ただ、全てを周れるようになるにはストーリーをある程度進めないといけません。
そこまでストーリーを進めると国内自由に動けるようになります。各地にはサブクエストも多くあり討伐依頼というのもたくさんあります。
さらにノクティスの趣味の釣りができるポイントも各地にありそれらをやっているとストーリーが全く進まないという人が続出しているようです。
会話が種類豊富で楽しい
FF15は男4人旅ですがその道中などの会話が細かく用意されており聞いてて飽きなかったです。
1つの事に対しても複数のパターンが用意されてあったり独り言ではなくしっかり他のキャラと掛け合いをしています。
他にも物事一つ一つに対してしっかり反応があり、ストーリー上でパーティが険悪になれば戦闘中もその時用の掛け声や会話になり、サブクエストの一つ一つにもそれに対する会話があったりとかなり細かく作られており、無機質ではなくキャラに血が通っていて野郎4人旅らしい会話を聞くのが楽しかったです。
海外のソフトはこういう所が意外と無関心だったりするので日本らしい細やかさだなと思いました。
イマイチだった所
ここからは良かった所に続いてイマイチと感じた所を紹介していきます。
ストーリー関連
恐らく他のでも見たことはあると思いますがやはりストーリーがイマイチでした。あまり書くとネタバレになってしまうので書けませんが、内容というよりペース配分がおかしかったんじゃないのかなと思います。
ストーリーのいい作品の盛り上げ方が「ホップ・ステップ・ジャンプ」だとしたらFF15はいきなり「ジャンプ」をしてしまった。そういう印象です。
ルシス国内をゆっくり旅をしていたと思ったらあるチャプターをこえると怒涛の如く話が進んでいきプレイヤーは置いてけぼりになってしまいます。
詰め込まれた後半部分をもう少しゆっくり見せてくれればまた評価も変わってきたんじゃないかなと思います。容量などの問題もあるんだとは思いますがそれなら無理にルシス以外の国を作らずにルシス国内で完結させれたら良かったんじゃないかなと感じました。
オルティシエが小さい
FF15にはルシスという国とオルティシエという国(街)が出てきますが、ルシスはオープンワールドで広いマップなのでそれを期待してオルティシエへ行きマップを見るとルシス程じゃないにしろ大きな街に外も探索出来るんだ。
と最初は嬉しいんですが実はそのマップのほとんどが近寄ることも出来ないただの飾りになっています。恐らく実際に動けるのはマップの10分の1とかその程度だと思います。さすがにこれにはがっかりしました。
ですが、オルティシエはとても綺麗です。
多数の素早い敵との戦闘が苦痛
良かった所でも戦闘について書きましたが、敵が3体くらいまでは楽しいんですが、小さく早い敵が6,7体出てきたらものすごく戦闘が苦痛です。
敵のほとんどが主人公を狙ってくるので狙った敵を攻撃しようとしたら後ろから敵の攻撃が飛んできたりと混戦になるとまともに戦えずプレイヤーの上手い下手もあるんでしょうが、ボコボコにされるという事が多々あったのでこの辺りは少し改善してほしかったですね
移動があまり楽しくない
オープンワールドの醍醐味として世界各地を探索する事だと思うんですが、FF15の場合はあまり探索しがいがありません。
スカイリムやFalloutなどは移動してるだけでも新しい洞窟や建物を見つけたりと新しい発見がありますが、FF15では料理用の草とそれほど重要ではないアイテムを拾えるくらいなので探索は楽しくないです。
車で最初に通る時は景色などを眺めるのも楽しいですが一度言ったことがある場所だとファストトラベルが出来るので、道中に新しい発見がないのならば車で時間を書けてまでいどうしようとは思わなくなってしまいます。
そうなるとオープンワールドである意味が半減してしまうので、もう少しストーリーとは全然関係ない洞窟やダンジョンがあってその中には何かしらのアイテムが眠っているという感じのフィールドだったら更に良かったかなと思います。
まとめ
悪いことも書きましたが個人的にはいい作品だと思います。ファイナルファンタジーではなければここまで色々言われることなく神ゲーとまでは行かなくともかなりの良ゲーとして評判になっていたと思います。
オープンワールドも海外作品のように急に投げ出されるようなオープンワールドではなくJRPGとオープンワールドの中間というイメージをしてもらえると分かりやすいと思います。
ただ、海外作品のオープンワールドのようなガッツリとしたオープンワールドを期待すると少し肩透かしを食らうかもしれません。
海外作品のオープンワールドではどこに行くかわからないという人にとってはちょうどいい距離感の作品になっていると思うのでオープンワールドだから、とかやりたいけど評判がイマイチだから迷っていると少しでも関心がある方には是非プレイして貰いたい作品です。