2107年2月9日に発売された「仁王」の序盤をプレイしてみたので感想を書いていこうと思います。
仁王自体はプロジェクト発足から12年経っているみたいで、最初はPS3の作品として開発されていたようです。
12年の集大成として素晴らしい作品になっていると思うので、感じた事などを紹介していきます。
目次
ミッション形式で進んでいく
仁王は今流行りのオープンワールドではなく、昔ながらのミッション形式でプレイしていくことになります。
ただ、ステージは広く探索するのも楽しいので決められた道を歩かされているという感じはほとんどありません。
メインミッションで使うステージなどでは最初に訪れてミッションをする際は1ミッションに30分以上は簡単にかかってしまうくらい広く探索し甲斐があるステージになっています。
死にゲーらしい配慮がありがたい
死にゲーは名前の通り、何度も何度もやられる事が前提なのでロードが遅かったり、ボスまでの道のりが遠かったり、敵がいて面倒だったりすると一気にやる気がなくなってしまいます。
ですが、仁王はその辺りをしっかり配慮してくれていて、まずはやられた時に復活するリスポーン地点の社ですが、私がプレイした中では全てショートカットを用意してあり、ボスまですぐに行くことが可能になっていました。
さらに、社からボスエリアまで敵がいることもありますが、無視していける程度の敵しかいないのでいちいちやられる度にザコ敵と戦わなくてもいいようになっているのもありがたかったです。
リトライのロードが早すぎる
他の死にゲーと言われるゲームもプレイしたことはありますが、仁王はそのどのゲームと比べても、勝っているリトライ速度になっています。
どんなにリトライが早いゲームでも5秒くらいはかかっていたと思いますが、仁王は恐らく2秒位でほとんど待っている感覚がないほど早く再開することができます。
死にゲーは一度やられても次はああしようか、こうしようかと考えるものなのでそれを一刻も早く試したくなるものだと思うので、ストレスなく再開できるのはプレイしていて気持ちいいです。
リトライ以外のロードは驚くほど早い!という事はありませんが、全くストレスにならないくらいの早さになっていますが、大切なのはリトライなのでそこが早いことが重要です。
操作はスタイリッシュ
コーエーテクモは無双などでアクションに強いのかカッコいい攻撃が簡単に出すことができます。
操作もシンプルで主に□と△ボタンでほとんどの技を出すことが可能ですが、死にゲーなので調子に乗って攻撃しているとザコ敵にも簡単にやられてしまうので気を付けてください。
武器も「刀」「二刀」「斧」「槍」「鎖鎌」の5種類あり、さらにそこに遠距離武器として「弓」「銃」「大筒」があります。
それぞれ特徴が全く違うので使っていて面白いですが、一度に装備できるのは2種類だけなのでどれを使うか悩ましいところです。
残心という気力回復をサポートしてくれるシステムもあるので攻撃と回避、防御だけではないので単調さはなく戦闘を楽しめます。
そのうえで、気力をしっかり管理しないと一瞬でやられるので緊張感のある戦闘もできるのでいいバランスだと思います。
ハクスラ要素が病みつきになる
ハクスラとは「ハック アンド スラッシュ」の略で敵の落とすいい装備などを集めてキャラを強化していく事です。
仁王では武器の種類もかなり多いですが、それに加えてそれぞれ付いているステータスが違うのでいい武器を集めようとすると何度も敵を倒す事になりますが、いい武器が出た時の嬉しさは一入です。
さらに、特定のステータスは鍛冶屋で継承可能なので自分好みのステータスだけがついた武器も作成可能なので、ハクスラが好きな人にとっては病みつきになると思います。
普通の敵でもボロボロと装備を落としてくれるので、どんな装備が出たかとチェックするのも福袋を開けているようで楽しいのでハクスラは仁王の大きな魅力になっていると思います。
グラフィックはとても綺麗
グラフィックは文句無しで綺麗だと思います。
純粋に絵の綺麗さもありますし、和風の雰囲気や妖怪が出てくる気味悪さなどもしっかり表現されているので物語に引き込んでくれています。
妖怪も容赦なく不気味に怖く再現されているので怨霊鬼や輪入道は子供が見たら泣くんじゃないかというレベルですね。
さらに、仁王ではゲーム設定で解像度を優先させるかfps(動きの滑らかさ)を優先させるかを選択出来るので、プレイヤーが拘る方を優先させる事ができるのもとてもいいと思います。
イマイチなポイント
あまりイマイチな所も見当たりませんが、少しだけあるので紹介します。
マップがもうちょっと欲しかった
仁王ではほとんどマップというものがありません。
ミニマップのようなものはありますが、社の位置や目的地が小さく点である程度であまり役にはたちません。
パッドやOptionボタンをおすと全体マップなどが出てきそうですがそういうものもないので完全に自分で場所を覚えないといけないので少し不親切かなと思いました。
せめて東西南北の表記だけでも欲しかったですね。
矢や銃の弾がすぐに無くなる
遠距離にいる敵に攻撃する時は弓や銃に頼りますが、入手量もあまり多くなく、持てる数も非常に少ないので無駄撃ちをしていなくても気付いたら撃てない状況だったりする事がよくあります。
回復薬は持てない分は蔵に送ることが出来るので、矢や弾も送れたら良かったなと思います。
まとめ
以上が発売日からプレイしてみて感じたことでした。
イマイチな所も書きましたがそれがほとんど気にならない程のいい作品だと思います。
仁王は体験版を多く出し、α版で不評だった耐久度システムをβ版全て削除するほどの柔軟な対応をしてくれ、他にもしっかりプレイヤーの声をしっかり聞いて反映して、さらに良い物にしてくれていて素晴らしいと思いました。
まだ序盤なので最終的な事は言えませんが、こんなプレイヤーに真摯に向き合う人たちが作った作品が面白くない訳がないと期待しているので最後まで楽しみたいと思います。