隻狼はフロム・ソフトウェアらしい死にゲーとなっているので戦闘の難易度は一般兵士と戦う際でも高めに設定されているので、他のゲームのような感覚でプレイするとすぐにやられてしまうことになるでしょう。
特にダークソウルやブラッドボーンなどの同系列のゲームをプレイしたことがないという方にとってはその傾向は大きくなると思います。
なので今回は隻狼で敵やボスと戦う時に意識しておくと倒されにくくなる戦闘のコツや立ち回りなどについて紹介していきます。
目次
まずは弾きを覚えよう
弾きとは隻狼の戦闘の大きな特徴のひとつで、敵の攻撃のタイミングに合わせてL1ボタンを押してガードすると通常とは違うエフェクトが発生して敵の攻撃を弾くことが出来ます。
弾きを成功させる事ができると敵の体幹にダメージを与えることが出来、敵の体幹ゲージをマックスにすると忍殺というボス以外は即死させられることが出来る技を出すことが出来るようになります。
通常のガードでも敵の攻撃を受けることは出来ますが、こちらにも体幹ゲージは存在しているのでガードしているだけではゲージが溜まっていき、体幹ゲージがマックスになるとこちらも態勢を崩して無防備な状態になってしまいます。
そうなると一気にピンチになってしまうので、防御一辺倒ではなく弾きも狙っていくと逆に反撃のチャンスを作ることが可能となります。
タイミングを合わせると言うとシビアなイメージがありますが、隻狼の弾きのタイミングは他のゲームよりも比較的緩い設定になっていると思うので、このタイミングでなければ失敗するという程のものではありません。
なのでそれほど難しすぎるという事もないので、最初は失敗するでしょうが何度かチャレンジしてみるとコツを掴むことが出来ると思います。
このように隻狼をプレイしていく上で弾きをマスターするのは必須といっても良いくらい大切な要素となっています。
弾きを成功させるコツ
隻狼の戦闘では弾きが重要という事は紹介しましたが、弾きを成功させる確率を上昇させるコツとしては相手の攻撃をよく見るという事を心がけましょう。
初見の敵であれば防御を固めたり、弾き認定されるタイミングの幅は広めなのでなんとなくL1を連打することで対処することも出来ますが、ある程度戦ってきたら腕の振り下ろすタイミングなどを見つつタイミングをはかって弾きを狙ってみましょう。
もう1つのタイミングを見極める方法としては攻撃を受けた際の「キンッ」という音を頼りにすると高確率で弾きを行うことが出来るようになっていて、連続攻撃をされた時もそのリズムを覚えておいてタイミングよくL1を押すと成功させることができます。
なので弾きを成功させるコツとしては相手の動きと、ガードした時の音のリズムを頼りにタイミングをはかってL1を押していくようにしましょう。
ただし闇雲にL1を連打していても弾くことが出来ることもありますが、連打していると弾き判定の自家が短くなるように設定されているようです。
ある程度の連打であれば有効ですが、やりすぎると逆に弾きが難しくなってしまうので、行う場合は適当に連打するのではなくしっかりとタイミングを計った上で連打するようにしましょう。
ゴリ押しは出来るだけ避けよう
隻狼ではザコ敵でも最初のうちはR1を連打して攻撃するだけのゴリ押しでは敵にガードや弾きをされて反撃を受けてしまうことがほとんどです。
それがボス相手になると一発でやられたり、体力の大半を持っていかれることになるので、攻撃するタイミングというのは見極めて戦っていく必要があります。
攻撃のタイミングの代表的な例としては敵の攻撃を弾いて態勢を崩した瞬間や、敵の攻撃終わりが上げられますが、どちらも大抵の場合攻撃できても1,2発程度で、それ以上欲張ってしまうと次の攻撃を避けきれなくなってしまいがちです。
敵は早く倒して先に進みたくなるので、急いで攻撃に急いでしまいがちですが隻狼では焦らずに弾きや攻撃終わりに出来る敵の隙きを狙って1発ずつ確実にじっくりダメージを与えていくという考えで立ち回っていくと攻撃しすぎて反撃を受けるという事態を防ぐことが出来るでしょう。
ただ一部のボスではあえてのゴリ押しも戦い方として有効になる時もあります。
もちろんゴリ押しを行うときであっても単純にR1を連打しているだけでなく、こちらの攻撃が弾かれたらどんな攻撃で反撃されるのかをわかった上で行う必要があるので、単なるゴリ押しというわけではありません。
わざとこちらの攻撃を弾かせることで敵の攻撃パターンを限定させるという効果もある事もあるので、こちらの攻撃を弾かせて反撃してきた攻撃を逆にこちらが弾いてダメージを与えていくという戦い方もオプションとして覚えておいて下さい。
1対複数は避けよう
隻狼やダークソウル、ブラッドボーンなどのゲームに共通しているのがその辺りに歩いているいわゆるザコ敵の攻撃を受けてもかなりのダメージを受けてしまうという点です。
特に隻狼ではレベルの概念がなく、敵の攻撃をより耐えるようにするには数珠玉を使って体力の上限を上げていくしかありません。
なので体幹ゲージが溜まって態勢を崩された際などザコ敵から連続攻撃を食らってしまうとそれだけでやられてしまう可能性も特に序盤は高くなっています。
1人の敵を相手をするだけでも弾きや回避を意識して戦わなければいけないのに、それが2人となるとやられてしまう確率は跳ね上がってしまいます。
ガードをし続けていればなんとかなるゲームシステムであれば守りを固めつつダメージを与えていくことが出来ますが、隻狼では体幹ゲージがあるのでそのような戦い方はする事ができないですし、2人からのタイミングの違う攻撃をどちらも弾くなどは高等テクニックとなるのでかなり難しいでしょう。
なのでそのような時の対処方法は単純で、その場から逃げて一旦態勢を立て直しましょう。
隻狼の特徴の1人として俊敏に動いたり、鉤縄を使って高い所に簡単に移動することが出来るというのがあるので、敵から逃げるのは簡単です。
ある程度逃げて隠れていれば敵は諦めて持ち場に帰ろうとするので、それを後ろから近寄って忍殺する事で簡単に敵を倒すことも可能です。
これは中ボスがいるエリアでも同様で、中ボスと戦う時に周りに敵が残っていると難易度が跳ね上がってしまうので、まずは周りの敵を倒しつつ見つかっても逃げた後また倒していくというのを繰り返して中ボスと1対1が出来る状況を作り出すようにしましょう。
このような場合に有効な義手忍具は「指笛」で、この指笛はロックオンしている敵だけに指笛を聞かすことが出来る効果があり、音を聞いた敵は指笛を鳴らした場所を確認しに来ます。
確認してきた所を後ろから忍殺することもできるので、ひとりひとり倒して行くことが可能になります。
指笛は落ち谷のボス獅子猿を倒すことで入手することが出来るので、ストーリーを進めていると必ず入手できるので活用していきましょう。
無視することも大切
先程も紹介したように隻狼は忍者らしく鉤縄を使って屋根や枝を使って高い場所へ簡単に移動することが出来ますし、ダッシュすることで素早く移動することも可能になっています。
なので次の目的地に行く途中にいる敵を全て倒す必要はなく、倒せそうになかったり、倒す必要がないと思ったら走り抜けたり、鉤縄を使ってスルーして進むことも重要になります。
特に鬼仏から先に進んだ場所でやられた場合や、ボスに負けた時にその道中にいる敵を全て倒す必要はないので、目的地に無可能を最優先にしたい場合は敵を無視して走り抜けて目的地に向かいましょう。
ジャンプも意識して戦おう
ダークソウルやブラッドボーンを経験している方でも慣れるまでに時間が必要だったであろう要素がジャンプです。
基本的にこれらのゲームではガードと回避のみで戦っていましたが、隻狼ではジャンプ要素が入っているので、今までになかった回避や攻撃方法を行うことが出来るようになっています。
なのでダークソウルなどの経験者の方のほうが癖で回避とガードだけで戦ってしまってジャンプに慣れるまで時間がかかってしまうかもしれません。
ですがジャンプに慣れると危険技の下段なぎ払いを避けることが出来るだけでなく、ジャンプをしてながら距離を詰めてジャンプで降りつつ攻撃を行うという戦い方も出来できます。
さらにスキルを覚えればジャンプしながら義手忍具を使ったり、流派技を使うことも出来、攻防一体としてジャンプを使うことが可能なので、ジャンプからの回避や攻撃も意識しながら戦っていきましょう。
踏みつけで体幹ダメージを与えることも
敵の危険攻撃で下段なぎ払いを避けるときにはジャンプをして避けると安全ですが、そこからジャンプ攻撃を行う方も多いと思いますが、じつは敵の頭上でもう1度×ボタンを押すと踏みつけを行うことが出来ます。
踏みつけを行うと敵に体幹ダメージを与える事ができる上に、もう1度ジャンプすることができるので、踏みつけ+ジャンプ攻撃を行うことが可能になります。
ただ単にジャンプ攻撃をするよりも体幹ダメージをプラスできますし、踏みつけを行うと敵が態勢を崩しやすいのでその後のジャンプ攻撃も高確率で当てることができるので、踏みつけを行ったほうがダメージ量を増やすことができます。
踏みつけはザコ敵だけでなくほぼ全てのボス戦でも使うことができるので、無理して使う必要はありませんがテクニックの1つとして覚えておくと役に立つでしょう。
自分の体幹ゲージにも気を配ろう
隻狼の特徴として体幹ゲージがあるということは紹介しましたが、プレイヤーにも体幹ゲージは設定されていて、敵からの攻撃をガードしたり、こちらの攻撃を弾かれたりした時には体幹ゲージが溜まっていきます。
自分の体幹ゲージが一杯になると強制的に態勢が崩されて大きな隙きが出てしまうことになり、敵の連続攻撃の途中であった場合は避けることも難しくなってしまうので、大ダメージを受けてしまう可能性が高くなってしまい、これがボスだった場合は即負けてしまう事になりかねません。
体幹ゲージがある一定まで溜まってくるとゲージの周囲が赤くなるので危険な状態になりつつあるというのはひと目で分かるようになっているので、この状況になったら無理して攻めずに体幹ゲージを回復させるようにしましょう。
体幹ゲージを回復させる方法としては、攻撃も防御もされずに一定時間経過すれば自動で下がっていきますが、L1を押し続けてガードし続けているとかなり早く体幹ゲージを減らすことが出来ます。
なので自分の体幹ゲージが厳しくなってきたら一旦敵から離れてガードをしてゲージの回復を待ってから攻撃を行うようにしましょう。
より体幹ゲージを溜めにくくしたい場合は葦名流のスキルにガードした時の体幹ゲージの上昇を抑える効果のあるスキルがあるので、それを覚えておくのも効果的です。
ボスを素早く倒したいなら体幹ゲージを溜めよう
隻狼のボス戦で重要になるのはボスの体力よりも体幹ゲージをいかに溜めていくかという事です。
ボスの体力を0にすると倒すことはもちろん出来ますが、攻撃しても体力に与えるダメージはかなり小さく、体力を0にしようとするとかなりの回数攻撃を当てなければいけません。
2回以上忍殺しなければ行けないボスがほとんどなので、2度体力を0にしようとするとさらに時間は必要になるでしょう。
ボスを素早く倒したい場合は体幹ゲージをマックスにする事に専念すると、体力を全て削るよりも早く忍殺が出来るようになり、決められた回数忍殺を行えば倒すことが出来ます。
体幹ゲージはボスの攻撃を弾いたり、攻撃を行うことで溜まっていき、弱点の義手忍具を使った際にも大幅に上昇させることができます。
なのでボス戦で重要なのは敵の攻撃のパターンやタイミングを覚えてそれを弾くことで、ダメージをくらわない防御にもなりますし、ボスの体幹ゲージを上昇させる攻撃にもなっています。
ほとんどのボスでは初見で倒すことは難しくなっているので、最初は技を覚えるための練習と割り切ってからボスに挑むと、余裕を持って戦うことが出来ます。
上昇させた体幹ゲージは一定時間攻撃を行わないとどんどん減少していくので、攻撃の隙きが無い時は義手忍具の「手裏剣」を使ったり、1発だけ攻撃を当てるなどしてボスの体幹ゲージがなくならないように管理しながら戦うようにしましょう。
もちろん攻撃を弾くのがどうしても難しいという場合は敵の攻撃の隙きをついて攻撃を行って体力0にして倒すのも決して間違いではありません。
なので攻撃が読み切れそうなら体幹ゲージ、そうでない場合は体力ゲージを削って倒すようにしていきましょう。
危険攻撃を見極めよう
ボスでもザコ敵でも攻撃の中に「危」という文字が出るときがあり、これは基本的に防御不能技なので回避するようにという合図となっています。
「危」が出る攻撃としては、突き、下段なぎ払い、掴み攻撃で発生し、ボス以外は突きかなぎ払いのどちらかしか行ってきませんが、ボスになると全ての種類の危険攻撃を行ってくることもあるので、どの種類の攻撃が来るのかを見極めるのが非常に需要になります。
なので特にボスと戦う際は「危」が見えたら一旦斜め後ろにジャンプをしながら距離をとるというのがどの攻撃に対しても比較的安全に回避する事ができるので、どのような技を使ってくるのかを見極められるまではジャンプして回避するのが無難です。
危険攻撃の中でも突きはスキル「見切り」を覚えると突きに合わせて○ボタンを押すことで逆に敵に体幹ダメージを与えることが出来るようになるので、突きのモーションを理解したら逆にチャンスになります。
なぎ払いでもモーションが分かってしまえば真上にジャンプしながら攻撃することも可能ですが、投げ技は掴まれると大ダメージになるので安全第一で回避したほうが良いでしょう。
このようにどのような危険攻撃を行ってくるかを把握しておけば反撃や回避の判断がしやすくなるので、最初はじっくりと観察するようにしましょう。
中ボスは忍殺出来る場合がほとんど
序盤からザコ敵よりも遥かに強いですが、ボスほどではないといういわゆる中ボスがマップのいたるところに存在しています。
ボスと違う点としてはエリアに閉じ込められる事はほとんどないですし、イベントもないのでスルーすることも好きな場所から攻撃を行うことも可能になっています。
ただ中ボスはボス同様に2つのゲージを持っていることがほとんどで、普通に戦えば2度忍殺しないと倒すことが出来なくなっています。
そうなると中ボスといっても十分すぎるほどの強敵なので非常に苦戦することになってしまいますが、ほとんどの中ボスの場合どこかしらから戦闘開始と同時に忍殺を仕掛けることが出来ます。
そうなると戦闘開始と同時にゲージを1本削ることが出来るのであと1回忍殺すれば倒すことが出来るようになるので、普通に戦うよりも難易度はぐっと下がります。
忍殺できる場所は真後ろに回り込んだり、真上からであったりと様々なので中ボスがいたらまずどこか忍殺出来る場所は無いか探してみると良いでしょう。
有効な義手忍具を探そう
義手忍具は探索していると種類を増やすことが出来、全部で10種類の義手忍具を見つけることができます。
全ての義手忍具の見つけ方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
【SEKIRO/隻狼】全ての義手忍具の入手方法一覧まとめ
義手忍具にはそれぞれ特殊な効果があるだけでなく、獣には爆竹が有効などボスに対して有効な義手忍具が設定されている場合があります。
例えば序盤に苦戦する方が多い火牛は獣なので爆竹を行うと怯んで攻撃チャンスを作る事ができるなど義手忍具を使うことでボスとの戦いをより楽にすることが出来ます。
なのでボスが倒せない時は効果のある義手忍具がないか試しながら戦ってみると有効な戦い方を見つけることが出来るかもしれないので試してみて下さい。
回生を活用しよう
隻狼の最も特徴的な部分でもある回生は1度倒されてしまってもその場で復活することが出来るというものです。
ボス戦ではその場で回生して戦闘を再開することになりますが、ザコ敵などが相手の場合は倒したと思ってそれぞれの持ち場に帰ろうとするので、こちらに背中を向けた瞬間に回生して近寄ると忍殺を行うことが出来ます。
なので複数の敵に囲まれた時などはすぐに復活するのではなく少しの間時間を開けてから復活すると敵の数を減らすことが出来る可能性が高くなります。
ただしあまり待ちすぎると画面が真っ暗になって死んでしまうので、こちらに隙きを見せない場合は仕方ないのでそのまま復活してすぐに回復するようにしましょう。
またアイテム「噛み締め」を使うと自ら死ぬことができるので、敵にやられた時と同じ状況を作り出すことが出来ます事ができるので、同様に油断した所に忍殺を狙うことができるようになります。
また噛み締めから復活した場合は敵に倒された時人は違い、回生を使用せずに復活することができるので、敢えて噛み締めを使って油断させるという方法を行うことも出来ます。
またストーリーを進めて不死斬りを入手した後に荒寺の賽銭箱の横にいる死なずの半兵衛を斬ってあげると噛み締めを何度でも使える「奥の歯」を入手することも出来ます。
またこのやり方はボスや中ボスには通用しないので、これらの敵は少し離れたらすぐに回生して敵から距離をとって回復したら戦闘を再開するようにして下さい。
まとめ
以上が隻狼の戦闘を行う時に覚えておくと負けにくくなるコツや立ち回りなどについての紹介でした。
隻狼も他の死にゲーと変わらずに戦闘でボタン連打だけで勝つことが出来ない攻撃に対する独特な緊張感を持っているゲームとなっているので、全ての敵と攻撃の読み合いをしながら戦っていくことになります。
最初は他のゲームの感覚で攻撃一辺倒で戦ってしまうことになる方も多いと思いますが、きっと何度も回生を繰り返していく内に隻狼もらしい戦い方が身についてくるものと思います。
その感覚と一緒に紹介して行きたような事柄を意識しておくとより戦闘を有利に運ぶことが出来ると思うので参考にしてみて下さい。